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山の話 第1回〜第3回

山の代名詞にもなっている日本百名山は、深田久弥が自分で多くの山を歩き、その品格・歴史・個性の三つを基準に、標高1,500m以上であることを目安に選んだ山である。○○百名山が多く紹介されているが、要は自分なりのこだわりで自分の好きな山を決めればいいのである。その点、登山家I氏の新百名山は中高年でも登れる山で、各都道府県全てにまたがっている。
 筆者が登った北海道から九州までの日本百名山を、九州から順に簡単に紹介したい。

第1回 山旅あれこれ(九州編)

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開聞岳

NYKNews Vol.19(2010年5月掲載)

 

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▲宮之浦岳(標高1,935m)
世界自然遺産に登録された周囲約100kmの屋久島のほぼ中央にあり、九州一高く縄文杉に代表される太古からの杉が自生する海上アルプスである。よく一月に35日雨が降るといわれるほど雨が多く、筆者もそれに違わず雨の中を登ったが、鬱蒼とした杉の大木の間を歩くと屋久島ならではの登山が味わえる。空港から宿まで乗ったタクシーの運転手が、杉の島でも花粉症はいないし、家の鍵などかけたことはないよ!と言っていたのを思い出す。

 

▲開聞岳(標高922m)
薩摩半島の長崎鼻の西に位置し、ほぼ円錐形に近く海に乗り出したような姿で、薩摩富士とも呼ばれ親しまれている。螺旋状の登山道を一周すると山頂に着く。四、五合目あたりで視界が開けるが、九合目でやっと潅木帯がなくなり、上は青空、下も青い海が広がる。夏に登って暑い思いをしたが、山頂からの眺めは素晴しい。

 

▲霧島山(標高1,700m)
霧島連山の最高峰が韓国岳で、高千穂峰の山頂には、神聖な場所を表す逆鉾が立ち、新燃岳は火山活動を続けている。えびの高原から比較的簡単に登れる。5月下旬から6月中旬にかけてミヤマキリシマの淡紅色の花が山肌を埋める。

 

▲祖母山(標高1,757m)
神話の宿る、九州中央山地の盟主とも言われ、黒々とした原生林で覆われ、山頂が岩峰の男性的な山である。古い神話が残り、山頂には祭神が祭られている。

 

▲阿蘇山(標高1,592m)
世界一のカルデラ火山を誇り、最高峰の高岳、根子岳、現在も噴煙を上げる中岳、杵島岳、烏帽子岳などの総称である。車道が整備され、ロープウエイで登れるルートもあり、手軽に登れることから、ミヤマキリシマの咲く時期は観光客で賑わう。

 

▲くじゅう久住(九重)山(標高1,787m)
九州本土で一番高い山、飯田高原や久住高原のなだらかな草原が広がり、一般的には山全体を九重、主峰を久住としている。宗教的に開発された山で九重≠ニ久住≠ノなるまでには、2つの寺の長い対立があり、お寺の山号が山名になったと言われている。

 

*参考文献
 日本百名山:深田久弥、(株)新潮社 昭和39年発行   
 日本百名山・登山ガイド:(株)山と渓谷社 '92年9月10日初版第1刷 
 自分流・山の自然の楽しみ方:環境省  2002年松本市で開催の「山と自然のシンポジウム」開催記念

第2回 山旅あれこれ (四国・中国・近畿・北陸編)

西日本から北陸、関西にかけては白山を除き標高2000mを超える山は少ないが、宗教的な謂れのある山が多い。前回に引き続き中国から北陸の日本百名山を簡単に紹介する。
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石鎚山

NYKNews Vol.20(2010年7月掲載)

 

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▲石鎚山(標高1981m)宗教登山のメッカといわれ、西日本最高峰である。山部赤人が伊予の高嶺≠ニ歌った山であり、多くの歌人が注視する山であると深田久弥は記している。一の鎖から三の鎖まで鎖を頼りに急峻な岩山を越えると、祠のある称山山頂である。

 

▲剣山(1955m)
剣≠ニはほど遠いなだらかな山容で、同じ四国の石鎚山の岩山とは対照的である。安徳天皇の御剣を、ご神体として山頂に埋めたので剣山と呼ばれるようになった、といわれている。リフトがあり容易に登ることができる。

 

▲大山(1713m)
西側から見た山容から別名、伯耆富士とも呼ばれ、他三方からは荒々しい岩峰を見せ、日本海に面した独特の厳しい気象条件と、固有の高山植物を持つ。だいせん≠ヘ山陰地方独特の呼び名で、他の山も○○せん≠ニ呼ぶことが多い。大山寺の参道を通るアプローチが気を引き締めてくれる。5月の連休でも上の方は雪が多く侮れない。

 

▲大峰山(1915m)
大台ケ原山と共に近畿の屋根と称され、八径ガ岳は近畿の最高峰。トウヒ等の原生林や枯れ木が独特の景観をつくり、弥山山頂には弁財天が祀られ修験者の巡礼地でもある。梅雨入り前に行くとツツジ、シャクナゲ、イワザクラが岩肌を覆う。

 

▲大台ケ原山(1695m)
この山で雨に遭わなかったらよほど運のよい人、と言われるほど日本有数の降雨地帯である。日本で屈指の渓谷美は、大量の雨が大地を潤し、原生林や急峻な渓谷をつくる奥深い近畿の山ならでは。

 

▲伊吹山(1377m)
東海道線の大垣〜米原間で間近に見られる。石灰岩の山で山頂近くのお花畑はすばらしく、イブキ○○などの山名を冠した植物が多い。山頂近くまでのドライブウェイで簡単に登ることができる。山頂からは白山、美濃の山々、琵琶湖などのパノラマが楽しめる。

 

▲荒島岳(1524m)
深田久弥は、母方の出身である福井の中学へ通ったことがこの山と出会うきっかけとなった、と記している。大野富士とも呼ばれ、山頂には無線中継所や電波受信板があるが、眼前に白山、遠景に北アルプスを望むことができる。

 

▲白山(2702m)
深田久弥のふるさとの山で、1年の半分は雪に覆われるその美しさから白山≠ニ呼ばれ、古くから多くの人に崇拝されている。最高峰の御前峰、大汝峰、剣が峰の総称が白山。高山植物が多く、白山室堂のコバイケイソウの群落は見事である。

 

*参考文献
 日本百名山:深田久弥、(株)新潮社 昭和39年発行   
 日本百名山・登山ガイド:(株)山と渓谷社 '92年9月10日初版第1刷

第3回 山旅あれこれ (南アルプス編)

日本の屋根と呼ばれるアルプスの中でも3000mを超す山々が連なる南アルプスは北アルプスに比べアプローチが長く入りにくい山が多い。日本百名山を簡単に紹介する。
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赤石岳

NYKNews Vol.21(2010年9月掲載)

 

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▲光岳(標高2591m)
テカリダケ≠ニ読む。名前の由来は西面の巨岩の中に夕日にテカリと光る光石があることから。ハイマツのある日本最南の山で、南アルプスの最南端、寸又川の奥に位置し、南アを縦走してもここまで足を伸ばす登山者は少ない。

 

▲聖岳(3011m)
雄大で崇高な山のイメージは、3000m峰として最南端にあって登りにくいことから、3000m超の山では登山者が少ないと言われている。筆者は真夏に登り、聖平小屋の清流で冷やして食べたソーメンの味が忘れられない。

 

▲赤石岳(3120m)
南アルプスとは、赤石山脈の通称であるが、赤石岳はその主峰である。明治12年に内務省の測量班が測量標を立て、登山には欠くことのできない1/50000の地図の先駆けであったと深田久弥は記している。信仰登山がこの山への道を拓き、奥深い名山と言われている。

 

▲悪沢岳(3146m)
地図上では東岳と記されていることが多いが、山好きには悪沢岳の方が親しみがある。明治39年にこの山を辿った一猟師が名付けたと言われている。

 

▲塩見岳(3047mm)
南アルプスのほぼ中央に位置し、漆黒の鉄兜を思わせる山容である、と深田久弥は記している。塩に縁の深い山村を登山口に持つ山であり、山名の謂れが想像できる。

 

▲間ノ岳(3189m)
北岳・間ノ岳・農鳥岳を白根三山というが、山が雄大で山頂が分かりにくく迷いやすい。中央線の笹子トンネルを抜けると甲府盆地の彼方にその偉容が目に入る。

 

▲北岳(3192m)
富士山に次ぐ日本第二の高峰と言われながら知名度は低いが、平家物語に甲斐の白峰と詠われ奥ゆかしく、稟とした気概を持った山である。岩登りの道場になっている北面のバットレスといわれる雄大な岩稜が特徴である。キタダケ○○と名の付く高山植物が多い。

 

▲鳳凰山(2841m)
薬師・観音・地蔵岳を鳳凰三山と呼び、一面の白砂が美しく、地蔵岳山頂の巨岩オベリスクは独特の形で遠くからでもそれと分かる。南アルプスの入門コースでもある。

 

▲仙丈岳(3033m)
三つのカールがあり独立峰のようにスッキリとした山容である。見事なお花畑の中のクロユリに初めて出会ったのがこの山である。北沢峠からが一般的であるが、駒ヶ根の方から登った時は1日では辿り着けなかった。

 

▲甲斐駒ケ岳(2966m)
花崗岩の白砂と急峻な岩稜で三角錐をした山頂はアルプスの中でも綺麗な頂上と言われる。古くから信仰の山であり、表参道からの登りは高度差2400mに近く、1日では登れず途中で泊まるのを覚悟しなければならない。

 

*参考文献
 日本百名山:深田久弥、(株)新潮社 昭和39年発行   
 日本百名山・登山ガイド:(株)山と渓谷社 '92年9月10日初版第1刷

山の話 第4回〜第6回

山の話 第4回〜第6回はこちらをご覧ください。


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