NYK 日本容器工業グループ 株式会社エヌ・ワイ・ケイ

特集 第13回 感謝の心で

お客さまの声に耳を傾け、心に刻む。
さらなる前進のために。

 

NYK,受水槽,貯水槽,メーカー,鋼板製一体形タンク,食品タンク,エポキシ樹脂ライニング,防食施工

NYKNews Vol.13(2009年5月掲載)

 

私がよく利用するドラッグストアからダイレクトメールが届きました。その店にはポイントカードがあり、100円で1ポイント、500ポイントで500円分の金券が還元されるというもの。
届いたダイレクトメールには、ポイントが5倍になるサービス券とともに、コインでこするくじもついていました。銀色の丸が3つ。その下には100ポイント、10ポイント、5ポイントなどが隠されていて、出たポイント分が加算されるしくみです。
ひとつ選びコインでこすりましたが、ツルツル滑って削れません。セロハンテープで剥がすタイプかとそうしてみましたが、剥がれません。再びコインでこすっているうちに、数字が顔を出さないままその部分はボロボロになってしまいました。
普段ならその葉書が届くとポイントアップのチャンス!とまとめ買いをするところですが、ボロボロになった葉書をレジで出すのもためらわれ、しばらくその店から足が遠のきました。

 

しかし、もし私がその店やダイレクトメールを作った会社の責任者だったら、このようなことがあれば是非教えて欲しいと思うことでしょう。まず、お客さまにお詫びをしたいと思いますし、不良なものを作るにいたった原因を探り、技術の向上を図ると思います。

 

ところで、デパートやスーパーなどに行きますと「お客さまの声をお聞かせ下さい」という表示とともに紙とポストが用意されているところがあります。しかし、大抵こうした店に不満を抱くことはありません。常にお客さまのことを考え、更にお客さまの声に耳を傾けているからでしょうか。このような店は接客も感じが良いものです。
一方、感じが悪かったり、なんとなく不衛生な店には「お客さまの声を…」などという気配もなく、そのコーナーがあったとしてもいつも用紙がきれていたり…。その精神は店のそこここに表れています。

 

中にいると見えにくいことが、外から見るとよく見えることがあります。また、製品などは実際使って初めて不具合や改良点が見えることが多いものです。
「些細なことでもよいので是非教えて下さい」そういう謙虚な気持ちを持つ企業の製品は、お客さまを第一に考えてつくられた良品のはずです。そして、様々な声を心に刻むことで、今後さらにお客さまに添った上質な製品を開発していくことでしょう。

 

お客さまのせっかくの声を単なる「クレーム」と「処理」するのはもったいないこと。そこには製品の改良のヒントや、企業の発展につながるメッセージが秘められているかもしれません。
お客さまが意見を言いやすい謙虚で穏やかな雰囲気を持つこと、そしてお客さまの声を「有難い貴重なご意見」と真摯に受け止めそれを製品づくりに活かすことで、未来は拓かれていくと思うのです。

 

特集 第14回 居心地の良い場所で

楽しく働く。笑顔で生きる。
余裕が芽生える。

 

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NYKNews Vol.14(2009年7月掲載)

 

「あー、足いてェ」そう言いながらもとても楽しそうに、そして少し誇らしげに息子が帰ってきました。
その日は社会体験学習の初日。社会体験学習というのは、息子の通う中学校の授業の一貫で、地域のいくつかの事業所にご協力いただき、その仕事を3日間体験させていただくというもの。その職種は、コンビニ、ファミレス、ファーストフード、市役所に消防署に郵便局、保育園、老人ホームに寿司屋、歯科医院など実に様々。

 

その中から息子が選んだのはガソリンスタンド。そこは偶然にも私が時々利用する所でした。あたりはすっかりセルフ式に変わってしまった中、ガソリンを入れてくれて窓も拭いてくれるという不器用な私には有難いスタンドです。
そして、そこはいつ訪れても働いている人たち=若い男の人たちも女性もベテランの方々もきびきびテキパキ働いていて、応対もとても感じが良く、実に気持ちの良いスタンドなのです。 
さて、社会体験学習は放課後電話でアポイントメントをとることから始まりました。事前の打ち合わせにはいつ何時頃行ったら迷惑にならないかを聞くのですが、初めての経験に緊張しながら電話をかけると「いつでもいいですよ〜」と明るく言って下さったそうで、幸先のよいスタートになりました。

 

いよいよ当日。1日目はお客さんの車の窓を拭かせていただき、雑巾を洗濯機で洗い…。家に帰ってくると疲れた足をさすりながらも楽しい話が尽きません。
仕事で忙しいのにもかかわらず、中学生を引き受けて下さり、仕事を教え手伝わせて下さり、楽しくお話もして下さり。いつも、感じの良い店だなと思っていた所だったので安心していましたが、お客さんだけでなく、中学生にも親切に接して下さることに感動しました。
息子が言うには所長さんも副所長さんもとても良い方のようで、それを聞いてなるほど!と思いました。その店は働いている人にとっても、きっと居心地の良い職場なのでしょう。みんなキラキラ輝いていてイキイキと働いているのです。

 

2日目、3日目はは車検場に連れていって下さったり、お店の方の車のオイルを交換させていただいたり…。
宣伝になるわけでもなく、かえって面倒なことも多いでしょうに、それでも中学生を3日間も引き受けて下さるという温かい気持ちに頭が下がります。そんな優しいスタッフの皆さんのおかげで、息子は仕事の大変さもさることながら、それ以上に働くことの楽しさを学んだようでした。

 

職場の働きやすさ、居心地の良さが働く意欲に繋がり、そしてそれがさらに、サービスや製品の良さに繋がっていくのだということを、私も学んだ社会体験学習でした。

 

特集 第15回 謙虚につつましく

木も虫も人間も自然の仲間。
地球の一員として。

 

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NYKNews Vol.15(2009年9月掲載)

 

庭の芝が少々はみ出したので、その部分をペリッとめくりましたら、そこには白いつぶつぶがビッシリ!そこはアリの巣の卵の部屋でした。
突然の明るさに、卵係のアリたちは右往左往の大騒ぎ。悪いことをしてしまった、ゴメンゴメンと慌てて芝を元に戻しました。
しばらくして、小学校一年生の息子が帰ってきたので、「ここにアリの卵の部屋があるョ」と先程の芝をそっとめくったところ、あんなにあった白いつぶつぶがひとつもありません。ここは危険だと、すぐさま移動したのでしょう。

 

その時ふと思い出しました。随分前のことですが、アリの引っ越しの行列を見たことがあります。
どこまでもどこまでも続く黒い行列。その中に白い一行が。よく見ると、それは卵の係の列でした。
一匹が卵を一個ずつ大事そうにかかえていて(もちろん実際にかかえていたとは思えませんが、いかにも両の手で大事そうにしっかり抱かれ運ばれているようでした)、行列は乱れることなく淡々と続きました。

 

こうして遥かなる時を受け継いできたのだなと感動し、また、後世に命を繋ぐというその使命感に圧倒されました。

 

さて、小さい子どもと暮らしていますと、自然はとても身近です。
大人になるとすっかり虫のひとつにしか見えないダンゴムシは「わー!ダンゴムシ!!」とお友だち。そして「見て見て!ダンゴムシの赤ちゃん‥」と大人の視界には到底入らないような、ちっちゃなちっちゃな命に気付き、うっとり愛しそうに見つめています。
そんな人間の子どもには、固い葉っぱのミノの中にすっぽり姿を隠しているミノムシだって、その顔を見せてくれるのです(絵本の中から抜け出たようなその愛嬌のある顔を、私は昨秋初めて見ました)。

 

何より子ども自身が自然の生き物。
わずかひと月余りの夏休みの間にぐんぐん背が伸びて、明日が二学期の始業式という日に、あわてて上履きを買いに靴屋さんに駆け込むこともしばしば。
子どもも木と同じように夏に成長するんだなあ、としみじみ感心してしまいます。

 

そんな時、私たちも自然の一部であり、地球の一員であることを改めて思います。
そして、いつまでも木や虫たちと仲良く暮らしていけるように、謙虚な気持ちで生きていかなければいけないなと思うのです。

 

特集 第16回〜第18回


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